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白米までの道程
稲刈りをしてから一か月経過し、しっかり乾燥したので「脱穀」作業をしました。
『脱穀』とは、収穫した稲の穂先から、籾(もみ・お米となる部分)を落とす作業です。
今回の脱穀は、牛乳パックの注ぎ口を使って行いました。
牛乳パックの中に稲を入れ、
注ぎ口を閉じながら稲の茎を引っ張ると・・・
籾(もみ)だけが牛乳パックの中に落ちる、という仕組みです。
籾が外れる時に、『ぷちぷちぷち!』という感触が手に伝わることが楽しくて、心地良くて・・・
みんな夢中になって「脱穀」していました!
最初は籾を外せなかった子も、何度も取り組む中でコツを掴んでいました。
ひとつの穂から採れる籾は、ほんのひとにぎりの量のため、
「これだけ?」
「おすしぐらいかな?」
「おにぎりにするには、まだまだだね・・・」
「大変だ!」
など、こどもたちが実際に作業するなかで、いろいろな感想があがりました。
これまでの田植え、稲刈りに加え、脱穀作業を経験することで、「お米が出来るまでの過程」を知り、「お米を育てている方々への感謝の気持ち」に繋がる機会にもなりました。
「大盛りのごはんを食べたい!」
「牛乳パックいっぱいにするぞ!」と、張り切って作業することに夢中になり・・・
1時間近く、夢中になって取り組んでいると、お部屋は、あっという間に藁だらけに!
最後は、藁を一か所に集めて、ひとやすみ。ふかふかで気持ちがいいね!
後片付けは大変でしたが、達成感と満足感いっぱいのこどもたちは片付けも意欲的に行っていました。
5歳児のこどもたちの白米への道は、まだまだ続きます!