ある日の夕方、5歳児のKちゃんが事務室に「5枚、コピーしてください」と、ぬりえを持ってきました。

保育園でのぬりえ遊びは、こどもたちや職員が描いたオリジナルぬりえをコピーして楽しんでいます。

Kちゃんが持ってきたぬりえは、いろいろなケーキが描かれているもので、「どれにしようかなぁ」と、食べたいケーキの種類をおしゃべりしてから、Kちゃんはお部屋に戻っていきました。

しばらくして、色塗りを楽しんだ作品を見せにきてくれました。

見た瞬間、思わず「美味しそう！！」と、大きな声が出てしまいました。

「こんなに美味しそうに色塗りするには、どうやって塗るの？」と尋ねたところ、

Kちゃんは「四角いところは強く塗るの。四角のなかは、やさしさ」と教えてくれました。

工夫して色塗りすることを楽しみながら、見つけた塗り方をこんな風に表現して伝えられるなんて、なんて素敵なんだろうと感激しました。

もうすぐ卒園する5歳児のこどもたちと、もっともっとお話ししたいと思います。